日本の外交力を示そう!

展望

 キッシンジャー氏は、「戦争前の状態に戻すべきである。」という。侵攻直後なら、「玉虫色の現状維持策」もあり得た。しかし今となっては、ウクライナ・ロシアともに受け入れがたいだろう。国連指導の下、停戦協定・多国籍の停戦監視団派遣・ウクライナ復興院設置が急務。国連安保理非常任理事国に12回目の当選を果たした日本国。その外交手腕が問われる。「希望に満ちた、夢見る政策」を進めようではないか!

 ウクライナの復興のため、便宜上三分割すべきである。国連の仲介のもと、西部は西欧諸国の影響下に。東部はロシア友好国及び周辺諸国の影響下に。そして中央部は日本の影響による『みどりの日本』の主導下に。

みどりの日本』

 かつて極東に『緑のウクライナ』という国家があった。ソ連の緩衝国で、建国後数年で吸収された。海を隔てて北海道のお隣、存在し続けていたら、どんな交流が歴史にその足跡を刻んだことだろうか。

 ウクライナ中部に日本の製造業からサブカルチャー(漫画・アニメ文化含む)に至るまでの生産施設・研究所・博物館・テーマパーク等を建設。点在する施設では、ウクライナの内政にも配慮しつつ、スーパーシティ・デジタル実装・カーボンニュートラルを現出させたい。

 日本には、自然災害が多く、近年大規模化している。大企業なら国際展開してバックアップにも備えていよう。技術・アイデアを持つが、海外での活動がこれからという中小企業やスタートアップ企業にチャンスを与えるべきである。               

              次回に続く